この記事は「第18回24時間リレーマラソン神戸大会・シングル【前編】」の続きです。
0:00〜6:00

12時間経過時点では93kmほど進んでいました。予定よりは少し遅いですが、まだ足には余力がありました。
半分が過ぎ、ようやくスタートラインに立った気分でした。大分気温も下がってきて、ここからは距離を稼ぐつもりでしたが、0:00を超えた途端に急激に睡魔に襲われました。
琵琶湖海津桜マラニックの時も睡魔にはかなり苦しめられました。あの時は眠すぎて、休憩に入ったコンビニのトイレの床で気づいたら横になっていたほどです😅
今回は睡魔対策としてカフェイン剤のCNCやコーヒーを用意して、眠くなる前から摂取していましたが、睡魔には抗えませんでした。
「3分だけ横になろう」とコースから少し離れたベンチのところに行き、横になった瞬間眠りについてしまいました。ハッと目が覚めて時計をみたら、1時間ほど経ってました。
この瞬間、180kmは諦めました。レース前に、”24時間身体を動かし続けること”を目標にしていたので、もちろんここまで仮眠を取るつもりはありませんでした。
ただ、そのおかげで睡魔は一気に引いていき、足取りは軽くなりました。今振り返れば、まだ90kmちょっとしか走ってないのですから、足はまだまだ元気のはずです。今までの経験からも100kmまではある程度余裕を持って走れるはずですし、この時も足には余裕がありました。
それもあり、睡魔対策がしっかりしていたら、仮眠を取らずに走り続けれて、もっと記録が伸びたのではないかと考えてしまいます。
改めて超長距離というのは走力だけでなんとかなるものではないと感じながら、まだまだレースは続くので「今は今できる最大限の走りをしよう」と切り替えて、歩を進めていきました。

仮眠を取ったことにより、結構順位を下げてしまったかと思いましたが、思ったより下がっていませんでした。やはり他のランナーもこの時間帯はきつかったのでしょう。しんどいのは自分だけじゃないんだ、と思うと少し気が楽になりました。
6:00〜12:00 ゴール


5:00頃から空が少しずつ明るくなって来ました。写真は5:25に撮影したものです。
この時点で目標は150kmにシフトしていました。150kmまでは残り40kmを7時間で走れば良い計算だったので、走れなくならないようにこまめに休憩を挟みながら慎重に走りました。

16時間経過時点より少し順位を上げましたが、ここからは2〜3周に1回のペースで休憩(5〜10分)を取るようになり、順位を少しずつ落としていきます。「時間が経てば終わる」かつ「周回コースのためいつでも休憩できる」という環境もあり、自分に甘くなっていたのかもしれません。

残り20分くらい残して無事150km(89周)を超えました。ただ、もしかしたら自分が数えていた周回が間違っているかもしれないし、間違っていなくてもキリがいい90周までは走るつもりでした。しかし、150kmを超えたとおもった瞬間、足が動かなくなり、ここでレースを終えることに決めました。
強いランナーなら例え数mでも時間の許す限り、距離を伸ばそうと走り続けるでしょう。それができなかった自分はまだまだ弱い証拠です。
レース後 まとめ
今回は最低ラインである150kmは達成することはできましたが、目標である180kmと24時間身体を動かし続けることが達成できませんでした。ただ、今までの自分の経歴から見れば充分の結果だと思いますし、何よりスパルタスロンの良い練習になりました。
走り終わった後の今できることは、今回の良かった・悪かった点をしっかり振り返り、次の走りに繋げる努力をすることです。この結果に一喜一憂せず、スパルタスロンまで練習を継続させたいと思います。
レース結果



